拈華微笑(ねんげみしょう)
先日、ファンタジスタを開催できました。
小学、中学、大人を合わせ16人で、90分間ゲーム。
ピッチに立ったら大人とか子どもとか関係なくて、ゴールを目指して、ゴールへ行かせないように、真っ向から勝負する、刺激しかない時間になりました。
ファンタジスタでは『大人気ない』といった空気感、フレーズすらも出てこない。なぜならば、子どもたちが大人を大人として見ていないし、私たちも子どもを子どもとして見ていないので、この関係性はエレガンテサッカースクールとして大切にしていること。
『サッカー人』としての関係が成り立っているので
①自分の肌で体感する
②自分の目で見て盗んで真似する
③自分の閃きやアイディアを増やす
ことができるんだと確信をもっております。
ゲームが楽しすぎて、写真を撮り忘れていました…
5月も月末を予定しております。
私たちも日々うまくなっています。
ファンタジスタ、おもしろいですよ、是非。
桑田
ロベルトのバッジオが好きでして
4月から新学期、新学年になりました。
昨年は定期的にクリニックを開催致しました。
クリニックを担当していた山本ですが、石川県の金沢高校にて先生になりまして、日々試行錯誤しながら人生を楽しんでおりますので、埼玉へ帰って来た時は、色々と話を聞いてあげて下さい。
そして、エレガンテサッカースクールでは、
4月から定期的に『ファンタジスタ』を開催します。
フットボールには、ゲームでしか感じられない、見ることができない、得られないモノがあり、私たちができることの1つに一緒にプレーすることにより、子どもたちに《うわっ》を還元していくことだと想っております。
①自分の肌で体感する
②自分の目で見て盗んで真似する
③自分の閃きやアイディアを増やす
が《ファンタジスタの本旨》であります。
ファンタジスタでは、90分 ゲームしかやりません!
私たちもゴールを奪う為にプレーしますし、ボールを奪われない、奪われたら奪い返しにいきます。
教える、学ぶ、習う、ではなく、体感する、盗む、増やす、です。
五感を研ぎ澄ませて、ゲームしよう。
※スクール生以外も参加でます。
桑田
〜ファンタジスタの要項〜
(日時) 4月29日 18:30〜20:00
(場所) フットメッセ川口元郷
(対象) 5年生〜中学1年生
(持ち物) ボール、トレシュー、飲料、参加費
(参加費) 2000円
(免責事項) 当ゲームで怪我等のアクシデントが起きた場合、応急処置に関しては責任を持って行います。それ以後の通院に関しては各自の責任によって対処して下さい。
(お問い合わせ先) 080-3934-7554
(お申込み) HP内にあるCONTACTから
なるものではなく、選ばれるもの
スクールをスタートして1年とちょい。
スタートした時、5年生だった選手が中学生に。
中学生になっていく彼らに伝えたい事は…
どこのチームへ行くかよりも大切なことは
・自分がどうなりたいか
・誰よりも負けたくないか
・誰よりも活躍したいか
といったものを自分自身で必ず持つこと。
私が偉そうに伝えようとするのも申し訳ないが…
プロサッカー選手はなるものではなく、選ばれるもの。
私自身がプレイヤーとして上を目指すことをやめてから気づけたことであり、やめてから気づく=選ばれる訳がないといった意味を持っている。
プロサッカー選手になれなかった人達が言葉にする『運やタイミング』は言い訳に過ぎない。
では、選ばれる選手ってどうなのかというと…
選ばれる選手は必ず『目に見える結果』を持っている。
この先、時代とともににプロサッカー選手に求められるタスクは変わってくるけれども…
『目に見える結果』は、いつの時代になっても求められることである。
なぜならば、これからもサッカーはゴールを奪って、ゴールを守るゲームであるから。
日々、自分は選ばれる選手になれているのか?
と自問自答し、自分を変えれるか、変えれないか。
そして『目に見える結果』は…
自分のなりたい姿があって、誰にも負けたくなくて、誰よりも活躍したい選手しか持つことができない。
桑田
変わることのないもの
2018年お世話になりました。
来年も再来年も、私たちにできることは子どもたちがサッカーに飢えて、サッカーに熱くなって、サッカーに夢中になって、サッカーをうまくなりたくなっちゃう…
環境を造り続けることだと想っております。
引き続き、2019年もお世話になります。
桑田
現在は未来から見た過去
2018年がもうすぐ終わります。
1日、1週間、1ヶ月、1年と時間は待ってくれず、志を持って現在を生きることが、良き過去となり、明るい未来へと導かれるのだろうと感じております。
私としては、毎週月曜日の1時間半しかない時間の中で、生意気なところ、無邪気なところ、楽しんでるところ、悔しがっているところ、喜んでいるところ、怒っているところ、子どもたちのさまざまな『情』をたくさん伺えたことは、サッカーに熱くなれる環境を少しばかりは築けることができているのかなと想っております。
2019年1月からは新たなテーマを増やし、トレーニング内容に変化をつけ、子どもたちがうまくなるスピードを加速させてあげれるように、うまくなる環境をスケールアップしていきます。
サッカーにおいて、うまいの定義は『〇〇〇〇』です。
という答えは無くて、国や文化によって異なるし、サポーター、ファン、監督、コーチによっても異なる。
エレガンテにおける『うまい』とは『全てのプレーがゴールから逆算されていること』としています!
フットボールにおいて、ボールを持っている時も、ボールを持っていない時も、頭の中は(ゴールへどうやっていこうかな?)であり(ゴールへどうやっていかせないかな?)でなくてはならない。
ボールをもらうことも、ボールを持つことも、ボールを運ぶことも、ボールを動かすことも、その全てのプレーはゴールから逆算された結果でなきゃいけない。
桑田
This is Football
ご無沙汰しております。山本でございます。
実は10/31〜11/8までイングランドを旅していました!
突然ですが、フットボール(Football)とサッカー(Soccer)の違いを知っていますか?
同じスポーツのことを指していますが、国によって呼び方が違います。母国イングランドを始め、ほとんどの国では「フットボール」と呼ばれ、日本やアメリカ、オートラリアなど一部の国では「サッカー」と呼ばれています。
日本でも〇〇FC(フットボールクラブ)や●●SC(サッカークラブ)というように、フットボールとサッカーは混在していますね。ただ日本ではサッカーと呼ぶのが一般的です。
では、そもそも日本でサッカーと呼ばれるのが一般的になった理由はというと、1876年に英国海軍が伝えた際に「Asocciation Football」として伝わり、その中のsoccにerをつけて、「サッカー」として広まったからだと言われています。
この写真を見てください。
これが現在のサッカーの起源、Footballです。
当時は手を使っても良いし、足を使っても良いし、殴る蹴るもあったとか…
ルールは一つだけでした。
二つのゴールがあり、そこにボールを運んだら勝ち。
とにかくその一つだけがルールで、その為にどんな方法を使っても良かったんです。
その後、手を使う派(ラグビー)と使わない派(サッカー)に分かれて、ルールが整理されていきましたが、その頃から変わらないのはボールをいかにゴールに運ぶかを競うスポーツだったという事です。
そんなFootballの国を旅して、多くの試合を見る中で、衝撃を受けました。
・・・あぁ今まで自分が見てきたのはSoccerだったのか…。ここではFootballが行われている…!
相手から奪ったボールを安易に後ろに下げたら大ブーイング。「前が空いてるだろ!」
FWが相手の背後に走り込んでいるのにボールを入れなければ大ブーイング。「チャンスだろ!」
相手ゴールが近づくとあちらこちらから「シュート!!!!」という叫び声が聞こえてきます。
そんな中でプレーする選手たちは当然の事ながら、常に「ゴール」を意識してプレーしています。
パスかドリブルかを判断するのではなく、ゴールを目指してプレーする中で自然に、その為に一番良い選択がされていく感覚。
身体が勝手にゴールに繋がるプレーをする為に動いているといってもいいかもしれません。
ゴールを目指す中で、その為に必要なパスやドリブルという手段がある。
ピッチの中にはゴールを奪いにいく選手と、ゴールを守る選手のみが存在します。
ボールを動かす時間、何も起こらない時間は存在しません。
その為に、観客も息つく間もなく、前のめりでFootballを観ています。
これはチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、2部リーグ全ての試合でそうでした。日本でSoccerを見ていると、退屈な時間がありますが、Footballにはありませんでした。
話は戻りますが、Footballの大前提は二つのゴールがあり、そこにボールを運んだら勝ち。とてもシンプルなものです。
得てして、ポジョニングやコントロール、パス、ドリブルといったものに目が行きがちですが、それらは全てゴールと繋がってこそ、価値があります。
そんな当たり前の事に改めて気付かされる良い旅でした。
我々が目指すのはFootball。
どんなにコーチが細かな事を偉そうに指導しても、本質は変わりません。大切な事はいつも一つ。
選手達にもぜひ、良い「フットボーラー」になってもらいたいと思います。
山本
サッカーボール
10月27日、NPO法人さいたまユースサポートネット様と共に新たな活動をスタートし、さいたま市のある区の小学校にて、第1回目のさいたまユースのサッカー教室を迎えることができました。
30人以上の子どもたちが参加してくださり、笑顔の尽きない素敵な時間を過ごすことができましたし、たくさんの元気を子どもたちから頂きました。
サッカーに携わる人間としての存在意義や価値の在り方は、プロサッカー選手を輩出したり、クラブを大きくしたり、クラブユースや選手権で優勝することだったりと様々ありますが、さいたまユースのサッカー教室を通じて私たちにできることは、サッカーをきっかけに笑顔の数を増やしていくこと。
サッカーがうまいとかうまくないとか、サッカーを知ってるとか知ってないとか、クラブチームに入ってるとか入ってないとか、お金があるとかないとか、サッカーボールにとってはどうでもいいことであって、サッカーボールが大切にしていることは、どんな時でも1人じゃないんだよということじゃないかなと思ってます。
そしてこの活動も、さいたまユースサポートネットの皆さん、学校の校長先生、地域の自治会長さん、スクールソーシャルワーカーさんのご理解やご協力なしにスタートすることはできませんでした。
毎月1回ではありますが、継続と積み重ねが大切です。
サッカーボールが子どもたちのこれからに希望を照らしてくれると信じ、サッカーボールで子どもたちとたくさん遊んでいけたらと思います。
桑田