エレガンテFC 日記

エレガンテフットボールクラブ

トータルフットボール

サッカーゲームには、身体の骨格も違えば、足が速かったり遅かったり、左利きや右利き、必ず個性を持った選手がピッチに立っている。

サッカーゲームのルールは世界中共通であり、11vs11のプレーヤー、レフリーがいること、ゴールの位置や数、ピッチの広さや作り、ボールの数や大きさ、よっぽどの事がない限り変わる事はない。

サッカー選手である以上、サッカーはゲームであるから、必ず『勝利』を掴み取る為にプレーしている。

『勝利』の為にサッカーをしていないなんて思考は理解し難い。

『勝利』を掴む為には、点を取れるならいくらでも点は取っていいし、同時に点は1点でも2点でも3点でも取られてはならない。

けれど、サッカーのゲームは人間がプレーしているので、パーフェクトなゲームになることは奇跡に近い、むしろ未だにないのではないか。

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急に変わることがないサッカーのルールに対して、今すぐにでも変えることができるのは、自分と味方とどうやってチャンスを作くってゴールを決めるのか、自分と味方とどうやってチャンスを作らせないでゴールを守るのか。自分と味方とどうやってボールを奪うか。自分と味方とボールをどうやって進めていくか。

その為にも、小さい頃から必要なのは、自分がどのような個性を持っていて、味方がどのような個性を持っているかを知ること。また、相手にどのような個性を持った選手がいるのかを知ることも同様に。

サッカーゲームは人間がプレーする以上、常に味方や相手に対しての観察力や推理力がなければ、ゲームは成り立たないとも感じる。

まずは、己を知り、味方を知り、敵を知る。

すぐに『型』を求め『型』に甘えていかぬように。

型を理解した上で、全員で攻めて、全員で守るではなく…

人を理解した上で、全員で攻めて、全員で守る。

型よりも人を理解することが、サッカー選手、サッカーチームのスタートじゃないかなって思ってます。

人を理解できたら、それが勝手に型になっていく。

 

桑田

 

 

クリニック告知

エレガンテFCは5/27(日)に12〜15歳を対象にクリニックを開催します!

是非ご参加の検討をよろしくお願いします!

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詳細は以下になります。
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「15歳までに習得必須の『守備の個人戦術』クリニック」

サッカーは105×68mのピッチの中で、22名の選手が行う、とても知的で複雑な集団スポーツです。

「個の力」という言葉がありますが、サッカーにおいて、独立した「個人」は存在しません。常に他の選手(味方、相手)との相互作用の中で生きる「個人」なのです。つまり、11人の中の1人として必要なプレーが決まる。

今回はサッカーの複雑な集団戦術を構成する上で必須となる「個人戦術」を学ぶトレーニングをします。

なぜ集団戦術の前に個人戦術なの?
という疑問に対しては、こんな例えが浮かびます。「かけ算」を学ぶ前に学校では「足し算」を学びますよね?
【2×4】の答えは、【2+2+2+2】の考え方から導きます。

かけ算=集団戦術、足し算=個人戦術なのです。複雑な事象を理解するには、シンプルなものから理解していく必要があります。

「コーチに言われていることの意味がわからない」
「チームではリフティングとドリブルの練習しかしない」
「攻撃は得意だけど、守備はよくわからない」

そんな選手たちへ。「守備」は「考え方」を学ぶだけで劇的に進化します。「なぜ」そうするのか、「こうなったらこうする」というロジックを学ぶことで、サッカー選手としての幅が広がり、サッカーの見方が変わり、その面白さに魅了されるでしょう。

まずはグランドにきて、頭と心と体に最大限の刺激を入れよう。

■担当コーチ
山本兼史
経歴:国学院久我山高校〜明治大学
指導歴:GRANDE FC(’15〜’17)

桑田直徹
経歴:大宮アルディージャY〜東洋大学
指導歴:GRANDE FC(’14〜’15) エレガンテFC(’16〜)
ドラゴンズ柏JY(’18〜)狭山ヶ丘高校(’18〜)

 

〜要項〜
(日時)2018年5月27日(日)
(場所)フットサルポイントSALU川口
(対象)12〜15歳
(持ち物)ボール、トレシュー、飲料、参加費
(参加費)1500円
(免責事項)当クリニックで怪我等のアクシデントが起きた場合、応急処置に関しては責任を持って行います。それ以後の通院に関しては各自の責任によって対処して下さい。

参加申込はこちらから!!!!!!!
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https://goo.gl/forms/Dt8DpXS2uCeaBZsw1
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財産

先日、教え子の1人が企画してくださり(現・小学6年生〜中学3年生)までの20人以上の教え子が集まって、みんなでサッカーをしました!

グランドに立てば、年齢なんて関係なしに、サッカーゲームを勝負し合っていたので、3時間があっという間で物足りなかった、あと2時間は延長できましたね!

ゲームでは、下の世代が中学3年生を翻弄する瞬間や中学3年生が下の世代に違いを魅せる瞬間、どの瞬間にも価値や刺激が生まれていて、簡単に言葉にしたくないけれど、フットボールって本当に素晴らしい。

ただ、それ以上に最高の幸せを感じたのは、教え子達がひとりの人間として温かく大きく成長している姿。

そこに幸せを感じることができたのは、喜怒哀楽を共に感じ合った時間があったからなのかなと。

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このブログを通じて伝えることでもないのかもしれないけど、伝えたくて書いてしまっている。

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みんなにありがとう、みんなに期待している!

これからもずっと、可能性のない人はいないから!

 

桑田

引き出し

球離れの早さが判断しているとは限らないのではないか。

今の子供たちは、ボールを持って模索する時間が余りにも短すぎるので、次何するか読めてしまう。

ここに日本サッカーの『つまらなさ』が詰まっていると感じています。

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ボールを持てている選手に対して
持ちすぎ…ドリブルだけするな…早くボールを離しなさい…など、伝える側の引き出しが少ないのも現状。

ドリブルしなさいということでもなければ、パスすることが悪いということでもない。

強いて言うなら、ギリギリのギリギリまで何ができるか探って欲しい。

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エレガンテサッカースクールでは、本当にそのプレーしか選べなかったのかと常に問いかけていき、なぜ選べなかったのかを掘り下げてアプローチしていきたいと。

ギリギリのギリギリが自分を変えていく!

 

桑田

目標とするサッカー選手はいますか?

世界には素晴らしいサッカー選手がたくさんいますが、その中でも、自分のプレースタイルに似てる選手や目標にしたい選手を見つけ、その選手のプレーをたくさん見てほしいなと思っています!

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サッカーって実は見ることも非常に大事なことなんです!
いいサッカー選手は、頭の中で常にプレーのイメージができており、そのイメージは「見る」ことによって、膨らますことができ、自分のプレーの幅を広げることができます!

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目標とする選手のプレーをたくさんみて、たくさん練習して、そのイメージを自分のものにしていきましょう!


そして、いつかは目標とされる選手に!

 

春川

空腹か満腹か

子供達にクラブチーム、少年団、スクールがなかったら、どうなっているのだろうかと想像することがある。

サッカーを指導したい大人が増えている一方で、サッカーに飢えている子供は増えているだろうか。

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好きなことには『ハングリー』であれ!

と伝えた所で、ハングリーになる訳がなく。

当たり前にサッカーができてしまう環境があるのもどうなのかなと自分を疑うことも。

我々大人は常に自問しながら、どのように関わっていくことで子供達がハングリーになっていくのかを考えていかなくてなりません。

常にうまくなることを欲していれば、ピッチに立ってる以上『いくつかのしたいこと』が生まれてくることが原理であり『欲求』があるが故に『追求』『探求』へと繋がり広がっていくと考えております。

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ボールを持てれば、お腹が空いてくる。

なんとなく満たされず、常に飢えて、貪欲に、お腹を空かした子供達が増えていくように。

毎週月曜日をハングリーな時間にしてあげたい!

 

桑田

価値の創出

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年が明けて、数週間。ようやく年が変わった実感が湧いて来た今日この頃。

冬名物の高校サッカー選手権も終わり、決勝戦はここ近年で1番アツい戦いだったのでは?と個人的には思っております!!!

そんな中大会終了後名だたる監督さんや選手が「高校サッカー選手権の過密日程」について苦言を呈している記事を目にしました。

様々な事情はあると思いますが運営サイドもそのような中で何が「プレイヤーズファースト」なのか自分たちで見極めて行かなければならないと思います。

また、これは指導者にも言えることだと思います。

特に育成年代(特に中学生まで)の指導者が「プレイヤーズファースト」を考えた時どのように行動していくべきなのか。

チームを勝たせるような指導が良いのか?
はたまた結果にとらわれず個性を見出し、伸ばしてあげることが大切なのか?

様々な形がありますが、育成年代においては結果よりも選手の個性を大切にしてもいいのかな?と思います。

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その個性を重要視するうえで欠かせないのは「プロセス」ではないでしょうか。

「プロセス」には人間の個性が大きく影響します。そこにアプローチすることで選手の成長と併せて結果もついてくるでしょう。

チームの結果の為だけのサッカーだったり、結果だけにフォーカスしてしまい、選手達の「プロセス」などに目を向けることが出来なくなるということは避けなければなりません。

個性とはサッカースキルに限らず、メンタル的な部分も含めたその人間の自己価値と考えています。

「育成年代」において「プレイヤーズファースト」とは選手の個性を選手自身に気付かせ、表現できるようにすること。

それによって選手としてはもちろん、将来サッカーから離れた場所でもプレイヤーとして活躍できるのではと思います。

まるで雲を掴むような作業ですが、そのような中で価値を創出していけるようなサッカーに携わるオトナが少しでも増えればより魅力ある選手が増えていくのではないでしょうか。

 

半澤